プルーヴェと2CV

画像にあるのはシトロエン2CV(ドゥ・セ・ヴェ)に寄りかかるプルーヴェです。
和書「ジャン・プルーヴェ」に載っている1960年頃の写真です。
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彼は2CVの後姿に「稀に見る清廉さ」があるとも書いています。
画像からも2CVが「いとおしい」という雰囲気が伺えませんか。

2CVは1937年に最初のプロトタイプが製作され、1948年フランス・モーターショーにおいて発表されています。
プロトタイプは画像のように当時のフランスの車両規定で許されていた一灯のヘッドライトです。
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さて、当初は「醜いアヒルの子」「乳母車」などと酷評された2CVでしたが、扱いやすさや信頼性が次第に認められ、結果的には生産台数が385万台以上に及ぶ名車となりました。
日本でも20年ぐらい前までは、たまに見かけましたが、このごろはトンと減りましたね。

プルーヴェには建築や家具の他に、自動車や飛行機に関するスケッチが結構あります。
彼の家具に「軽い」印象があるのは、飛行機や自動車のイメージとシンクロしているからではないでしょうか。

ちなみに、映画「アメリカン・グラフィティ」で主人公カートが乗っていたポンコツもこの車でしたね。時代考証では映画の設定年(1962年)にはこのタイプは実は生産されていなかったというオチもあります。
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by ministopde | 2005-11-22 23:30 | プルーヴェ情報
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