「アメリカンモダン」とプルーヴェ

日産がこのごろコマーシャルで「モダン」インテリアを標榜していますね。
ティアナでは「モダンリビング」を謳い、バルセロナチェアーなどをCMで使用しています。

また、シャープは吉永小百合をアルネ・ヤコブセンのエッグチェアに座らせ、さらに、トヨタも節操無く(失礼)カムリでモダンインテリアを表現するなど、CMが時代の雰囲気を反映していますね。

ミーハーな私はプルーヴェとともにイームズをはじめとする、「モダンデザイン」も大好きです。
数点の椅子やアイテムですぐに50年代の雰囲気を作れ、マンションの白い壁にも良く合うことも好きな理由です。

さて、その「モダンインテリア」の代表である「アメリカンモダン」の起源は戦後アメリカに遡ります。
第2次世界大戦の耐乏生活の反動で、1950年代のアメリカには自由で軽やかな気分が広がりました。いわゆる「アリカン・ドリーム」といわれる時代です。
好景気に押されてインテリア製品の需要も一気に増えました。生活の余裕ができ、若いデザイナーの活躍の場ができたわけです。チャールス・イームズやエーロ・サーリネン、ジョージ・ネルソンが登場するのもこの時代です。
その、素地には戦中からミース・ファン・デル・ローエやマルセル・ブロイヤーといったバウハウスの人々がナチスの迫害から逃れアメリカに渡り、機能的・合理的なインダストリアルデザインが既に発展していたこともありました。         

「アメリカンモダン」以外にもアルネ・ヤコブセン、ハンス・ヴェグナーに代表される「スカンジナビアンモダン」 (この雰囲気は「無印良品」の路線の複線ともなっています)や、ヴィコ・マジストレッティ 、マリオ・ベリーニなどの「イタリアンモダン」も重要な「モダンインテリア」の潮流です。

先ほどのCMしかり、目黒などのインテリアショップのかなりの数がモダンインテリアを基調としています。
ここ数年の流行は当時の明るい雰囲気が今の日本に合っているということでしょうか。
一説では、団塊の世代の子供たちの年齢層(20代~30代)でやっと衣食住の「住」に興味をもつ余裕ができたためとも言われます。

我が家のイームズやラッセル・ライト(カップ)は意外とプルーヴェの机と合いませんか。
機能性という点で共通点があるのかな。
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by ministopde | 2006-04-08 21:39 | プルーヴェ情報
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